初めての4日間のギフトショーは、搬入搬出を入れると1週間に
なり、どの出展社も終盤は、お疲れ気味だった。慣習となっていた
せいか、水曜日の入場者が多く 4日間に及んだだけ、の感がある。
新商品の「DISHES」は、他産地の窯で焼いた。
「信楽焼でない」「食器もするのか」という議論も、約10分間ほど
あったが、プラスガーデンのデザインなら良し、との結論に達した。
これは、杞憂だったし相乗効果もあった。
新商品をメインに並べても、初めてプラスガーデンを見て ご購入
くださった方々はすべて、従来の信楽焼の商品だったからだ。
馴染みのお店の方には、目新しさを喜んでいただけたようだ。
銀座の会社の依頼で 「水稜線」などをご購入された方が来られた。
華道家川瀬敏郎さんに学ばれ『武相荘』の花を活けているとのこと。
白州正子に私淑している私にとって、楽しい話題だった。
おまけにその方から、8年前に 西研MGでご一緒した方の名前が
出て驚く。なんて偶然! 明日お会いになるとのこと。
思わぬ展開に、はしゃいで手紙を書き 託した。
長崎のお店の方が、「私の時代が来た。」とおっしゃる。
+gの鉢に、自分のアレンジで植えた寄せ植えが、このご時世に、
高価な値段でも売れるからだと。一番心強いお話だった。
こうした 日頃会うことのないお店の方や、編集者の方と直接お話
すると、得ることは多い。私達だけでなく、デザイナーにとっても。
やはり 電話やメールだけでは、交流の一部にすぎないと思った。
2003.0908