ギフトショーは、開催前日から台風の影響で浸水や飛行機の欠航が
相次ぎ入場者の入りが懸念されたが、連日多くの来場者で賑わった。

+gは初めて背表紙のあるカタログにしたので、「立派になったね」
と言われたが、中身は伴っているだろうかと自問した。

今回、敢えて炎色の信楽焼の器を出したのは、他では真似の出来な
い特色を見せたかったからだ。基本に戻る意味もある。

蘭の贈答用に”シェーブロング”150本の話は、選挙特需だった。

会場を見て感じたのは、ヘルシー・天然・自然回帰・エコロジーの
商品が目についたことだ。もちろん、躰や環境に良い方がいい。
けれど、こう前面に押し出されると何だか味気ない気がする。
  
工場長が車を購入する際「下取りが高価になるよう、色は白にして
おこう」と言ったので、本末転倒では?と答えたのを思い出した。


このHPの担当者Mさんが、上司と共に見に来てくれた。皆でレス
トランに行くと、銀座のホステスが何組も出勤前の食事をしていた。

高くセットされた髪を見て「すごいなぁ」と感嘆するので、”逆毛”
で出来ている旨を説明をした。23才のMさんは「髪が傷みますね」
と言い、31才の上司は「それは枝毛のことですか」と聞いた。綺麗
なホステスを周りに、素朴な感想に終始したのは当にお人柄である。


冒険だと思うデザインを商品化するには、少しの不安があるものだ。

だが、”おフロでぬりえ””むし相撲の土俵セット”全文漢字で書
かれた中国の諺の百円カードなどの新製品を見てまわると、度胸が
違うなぁと思う。一か八かを地でいくような品揃えに感心する。

おもちゃのブースは、そういう意味で私を元気づけてくれる場所だ。

2005.0908