二村さん→専務→私に『ナローポルシェの憂鬱』の本が廻ってきた。
小学生の頃ケロヨンという人形で遊んだせいで、昔からポルシェは
カエルの顔に見えるので興味がない。まだ最後まで読んでいないが、
フェルディナントという人は、メルセデス・ベンツSに携わった後
ポルシェとワーゲンとルノーを創ったことを知った。
興味はなくても「あれはポルシェとはいわない」と思った事はある。
ほどなく持ち主(義弟)は、914というポルシェの一種を手放した。
また小学生のひと夏、蝉に糸を括ってわらしべ長者遊びに熱中した
ため、フロントが蝉のお腹のアルファロメオは生理的にダメだ。
好みは似ても趣向の合わない人もいる。オープンカーのドアにドリ
ルで穴を開け、わざわざ錠前をつけるとはどのような発想か。黙っ
ているなら見逃すものを、手招きで呼び自慢されるのは本当に困る。
先日弟の車が一台増えたというので、妹に車種をメールで尋ねると
『スパー・セブン』と返信があった。『新しいコンビニ?』と返す。
スーパー・セブンならツーリングで見た。今乗るのは寒いだろうな。
彼は小林彰太郎を神様だと思ってる節がある。「つい最近までお姉
ちゃんと同じ車に乗ってたのに今は違うんだ」と一喜一憂するもの。
私は”購入時よりエンジンの調子が良くなったね”と言われること
が一番嬉しい。それにJAZZの名盤が誰にとっても名盤ではないよう
に、本の薦める車が誰もの心の琴線に触れるとは限らない。
タンクの水漏れを心配した白のシロッコ、凍った夜道を走った緑の
サニーのピックアップトラック。ハワイ島で一週間乗り回した赤の
フォードのレンタカーでさえ、私には忘れがたい車だから。
スーパーセヴンと一言で言っても、いっぱい種類があります。
その中でも僕の買ったセヴンは、ロータスセヴンの血を引く英国のケイターハム社製です。
しかもエンジンは1.6Lのケントユニット、そしてリジットタイプのサスペンションという、
もっともセヴンらしい正統派&こだわりのクルマです。===ふ〜ん。よく分かりません。