長男は運転免許停止になったので、しばらく電車で帰省すると言う。

京都・滋賀・岐阜の各警察署から郵便物が届き、1県1違反がこの
まま続けば国士無双級だなと思っていた。6月以前でこれだからね。

”免停”になった人は、結構まわりにいるものだ。

経験者語るといったところか。高山さんは「一発で免停の人と、
自分のように累積で免停になった者とはクラス分けして欲しい」と
主張する。実際、守山の免許センターで談判してきたらしい。

若杉さんも「同じように見られるのはつらいっていうヤカラばかり
なんですよ」と同調する。むこうもそう思ってるって。


私は一度もそのような経験が無いわ。免許証なんか、遙かむかし
実家から大津に抜ける山沿いの狭い道で、2秒見せたきりだ。

「何かありました?こんな道、今まで一度も検問してたことが無い
もの。それに警官が一人だなんて怪しいし怖い。絶対何かあったわ」

怖がったり峰不二子になったりする一市民に、時間を取られている
場合ではないのか「もう行って下さい」とお願いされてしまった。

後日、新聞紙面を賑わした記事は『グリコ・森永犯 キツネ眼の男
滋賀県警捕り逃がす』だった。やっぱりこの日だ。私の勘は鋭い!


「ケイコさん、それ、とうに時効になった事件ですよね」と若杉さ
んが言う。・・・まぁそれくらい、私には縁遠い話ってことです。


2歳上のヒデコ先輩が23歳で国内A級ライセンスを取得された時、
「何か変わりましたか?」と聞くと「一般道で安全運転を心がける
ようになった」とおっしゃった。”なんだ、ツマンナイ答え”と
当時は思ったけれど、”一番まともな事”と折に触れ思い出す。

2006.0618