各地で大雨の被害が相次ぐ23,24日は、地元の神社のお祭りだった。

今年は私の住む鳥居野に、9年に一度の神輿を担ぐ当番が廻ってき
た。高齢化はここにも現れる。前回の赤襷だけを除くメンバーにハ
タチ以上の若手の追加なので、ウチは親子二代で出ることになった。

足袋を履く長男を見て愕然とした。まるでハイカットのバスケット
シューズだ。「何で大きめを注文したの?」「歩きにくいと思って」
穴あきジーンズは黙認できても、これは譲れない。呉服店へ走った。

嫁いだ人や大学生も実家に戻り、どの家も華やいでみえる。息子の
友だちが集まる。長男のガールフレンドのりんごちゃんも来る。
(彼女のお母さんは元ミス京都だが、りんごちゃんはお父さん似だ)

太鼓の音がして、浴衣に着替えた姪は小雨の中いそいそと出掛けた。

専務は市の『青少年育成員』なので、補導に行かなくてはならない。
酔っているので腕章を付けても不適格だ。緑色の腕章の集まりに寄
って行き「ココは中学校のPTAの集合場所です」と言われていた。


いよいよ翌日は青竹祭。やっぱり足袋はこうでなくっちゃ!夜半に
降った雨は上がり、曇り空のまま何とか持ちこたえそうだ。

別名ケンカ祭という荒っぽい神事は、花で飾られたヤマを青竹で叩
いて奪う。なのに、最初は何だか頼りないムードだった。酔うと
御輿が担げないとの事で、一滴もお酒を口にしていないせいだろう。

市で記録映画を作製するため、例年よりカメラマンが多かった。

徐々にかけ声も威勢よくなり、勢いを増した。粽が蒔かれたあとは
御輿の巡回だ。念のため4tトラックを待機させていたが、休み休
みでも鳥居野を一周りして、地元の面目躍如たる活躍だった。

2006.0728