初めての西ブース出展。会場は落ち着いた雰囲気で、東の時とは全
く違う名刺が集った。9/2放映の『ビジネスサテライト』の反響は大
きく、テレビに映ったウチの商品を探すバイヤーが何人かいらした。

シアトル・香港・アイルランドの方から、輸入したいと申し出があ
った。初日から景気の良い話だが、実現の可能性は定かでない。


有田焼の同業者の方が「どうですかぁ?」と、同病相憐れむといっ
た感じで話しかけられた。今や六古窯の問屋業は瀕死状態だからだ。

また、向かいのブースは”瀬戸ブランド”と銘打った陶業組合の団
体のお店だった。「食器が売れなくって・・・」とおっしゃる。瀬
戸で食器が売れなくて何を売るんですか?と突っ込みたいところだ。

そんな方達を前に「この度プラスガーデンから、あ・え・て食器
出しました!」と言うと、皆さん力なく苦笑いされるばかりだった。


2日目の夜、初めて沖縄料理の豚足とミミガーを食べた。美味しく
いただいたはずなのに、翌朝、夢でうなされる。

まんじりとしないまま『皇室に41年振りの男児誕生』をテレビで見
た。8時から発表までの47分間を埋めるのに、どのTV局も苦心し
ていた。コメンテーターは、産まれるまでは何とも言いようがない。


3日目の夜、他社のS社長を交えて新橋でおでん。「新商品の食器
は、ギャラリーやホテルのコーディネーターなど先駆者的な業種に
ウケたけど、一般の小売店の方には?だったみたい」と話す。

「100人中80人が買うものは大企業が作る。100人中1人が熱狂的フ
ァンになるものを100種類作るのだ。特異なモノは競争相手がないか
ら価格競争もない」と言われる。参考になった気がしないでもない。

2006.0908