夕方、アサコと花見小路にあるイタリアンのお店に行く。
シャンペンとシャブリで程よく酔いが回ったところで、専務にケー
タイを入れる。祇園で、ある2次会に参加しているから一緒に帰る
のだ。ケーキはお持ち帰りにしてもらった。
辰巳神社近くで合流する。想像では”酔っ払ったお父さんを、娘と
連れ帰る”というものだったけど、そんなに酔ってなくて安心する。
それで、アサコの高校時代からの友達のツヨシ君がアルバイトをし
ている『P−FUNK』へ行く。店内は暗すぎて殆ど見えなかった。
ツヨシ君の就職先が決まったというので、みんなで乾杯をした。
もう一件とアサコは誘うが、明日は町内の運動会。専務は朝から役
があり、彼女も二人三脚に出場予定だ。心配で酔いも醒めてくる。
ケーキの箱を持って後に続くと、次の店で二人は、出前でうどんと
そばを注文し、食べ飲み且つ歌った。いつ帰れるのか不安になる。
やっと外に出ると、二人は「お腹がすいた」と言い出した。何で?
こうしてずるずると夜中の繁華街を徘徊するのは、最も恐れていた
コトだ。
”締め”と言い聞かせて博多ラーメンを食べる。時計は2時半を指
している。もう、このメンバーで飲みに行くのはやめようと思う。
ちづちゃんは先週、敬老会の催しで使う小道具作りに余念が無かっ
た。頭に載せる通天閣も作った。今日は振袖を着て唄うらしい。
怖いもの見たさという心境だが、信楽まで見に行く元気は無く、家
に居ても横になることしばしばだった。私だけ体力不足なのかな。
専務は一日中、アサコは何時間か、蒸し暑い運動場で過ごした。
2007.0916