このところ会食が多かった。お茶の稽古仲間から、半年ぶり、1年
ぶり、5年ぶりの人まで。食事は、個室での中華料理から199円の
ケーキまで。ま、料理はナンだっていいのだ。要は交流だ。


ランチ付きエステ”は優雅だった。バスローブに寛いで話し込ん
でいたら夕方になった。もったいない一日を過ごしたかと反省する。

学生時代の友だち6人は、各地から京都に集まった。

サナエさんは、子供が巣立って日中ひとりの専業主婦。「”だんだ
ん”見てぇ、掃除して洗濯して夕方になるとご飯の仕度する」毎日
だと言うので、エステの一日くらい大したコトないと思い直した。  

それにしても、見合い結婚2名・恋愛結婚1名が同じ年に結婚して、
3人とも翌年に第一子を生んだことに、なんとなく納得がいかない。

「今さら何を言うとるん。おかしな子じゃけぇ」と見合い結婚のミ
ホちゃんは笑う。サナエさんも「まーた、アホらしいことを」って。

サナエさんは見合いの後『出会ったばかりの人やよ、これで一生が
決まるんよ!』と悩んでいたくせに・・・。人は変わるものだ。


稽古仲間のなごみさんは、永く勤めた外資系会社を辞めて自給自足
を目指す主婦になったが、「家に居ても損をした!」と気色ばむ。

貯金を全部外貨建にしておいたから、「今、ほれ、AIGだっけ。
あれをアメリカが助けなかったらパーになる!」と言うのだ。


「ベースのソロ演奏は退屈だと、敢えて口にしよう」という父親の
屈折した話を温和しく聞く長女は、それだけで親孝行だと思った。

ジャズを解説する男はキライ」と自ら言ってたのに、娘から質問
があると答えが長引くあたり、すでにその類になっている。

2008.1129