卒業式の男子と女子生徒一名づつの答辞を聞いて、とても感動した。
文武両道の学風と学友に恵まれ、何ものにも代え難い貴重な時期を
次男も過ごしたのだと思うと、嬉しさで胸がいっぱいになったのだ。
さて、卒業した次男は、まず50CCのスクーターで市内を走りまわる。
夜遊びも解禁で、友だちの家に夜な夜な出掛ける。
午後11時に電話が鳴った。「バイクが止まった」と次男のか細い声。
辿り着いたGSで、エンジンオイルが無いのではと言われたそうだ。
2サイクル用オイルを持って父親が現場に向かった。のち、憮然と
した表情で帰宅した父親。原因はセルフで軽油を入れたためだった。
友だちに誘われて、生まれて初めてのアルバイトを居酒屋で。注文
の「ロック」が何か分からない。「氷を入れるんだよ」と親切な客。
氷だけ入れて出すと「酒も入れるんだ」と再び客に言われたそうな。
だって飲んだこと無いからなぁと、翌朝次男は話す。
大学入学式用のスーツを仕立てに連れて行った。本人の希望は「な
い」と言うので、私が濃紺の無地・三つボタン・センターベント・
パンツは3,5cm幅のWの裾に決める。シャツは薄いブルーにした。
イメージは、ビートルズが着てたブレザーだ。いまひとつ胸板が貧
弱なんだもの・・・。赤と紺のレジメンタルストライプのネクタイ
は、定額給付金で買おうと思う。
明日は、友だちのHarley-Davidson のサイドカーに乗せてもらって
遠出するらしい。座ってりゃいいから心配ないとはいうものの、子
供としてではなく男性として見た場合、運転する方がタイプだ。
急ぐまい。ゆっくり大きく羽ばたいて欲しいと願う。
2009.0308