毎日、関西のニュースが伝える”今朝の滋賀県の最低気温”は、必
ずといっていいほど信楽で、「マイナス6度」などと報じる。

「いったい信楽のどこで測っているのか」「スキー場のある湖北よ
り低いか?」などと皆で言い合ってもう何年にもなるけれど、今年
に入って会社の温度計もそれに近い数値を示しているのに驚く。

立春も過ぎたというのに、今日は午前中から午後にかけても一向に
気温が上がらず、粉雪が降り続いている。

昨春からショールームにお客様を呼ぶようになって、観葉植物の世
話をしてきた。最近、元気のないのも水不足のせいだと思っていた。

だが、私は信楽の寒さをナメていた。サボテンをはじめコンシナな
どが立ち枯れのようになっているのは、凍てついていたのだった。


本物に越したことはないけれど仕方ない。プラスガーデンのお得意
様である『T花材』さんから人工樹木を取り寄せることにした。

一度、この会社に伺ったことのある社長と二村さんが太鼓判を押す、
本物と見間違うほどの完成度らしい。

早速、カタログから抜粋して注文した。「”本体のみ”なら、モル
タルなどで足下を固定しなければいけない」とのお返事に、工場長
が「ウチは粘土があるんだから大丈夫!」と自信満々で言う。


届いた木を、社内で一番器用な大山さんが中心となり立ててくれた

背の高いウンベラータが欲しかったので240cmにしたけれど、天井の
高さを考慮に入れなかった。ま、枝は曲がる、人工だからね。

数本の樹にアイビーなどの葉物も入れた。ショールームがいきいき
と見えて、すごく嬉しい。早くお客様をお呼びしたい。

2010.0206