とうとうというべきか、遂にというべきか、生まれて初めて白バイ
に捕まった。
月曜の朝、こんなに空いてるなんて不思議。前に車は一台だけ・・。
見晴らしの良い一本道。ちょっとのあせりがあったかもしれない。
スゥーっと抜いてしばらくすると、バックミラーに白バイが。サイ
レンを鳴らした途端に左脇に寄った。この間、全部で400mほど。
誰かれともなく、何度も聞いたスピード違反。私はあっさり観念し
て、免許証を出し「はいはい」とテンポ良く受け答えをした。
それが慣れているように思われたのか、免許証の色分け以来ずっと
ゴールド免許保持者だと言っても、なかなか信じてもらえなかった。
白バイのハンドルの真ん中から、タクシーの料金レシートのように
速度を記す紙が出る。こんな機会でなくいつ見れよう。
警察官が自分の名前を署名するのも意外だった。公表できず残念だ
が、職業にピッタリの名前だったので「天職ですね!」と感心した。
人身事故にならずに、これで済んで良かったと思う。
さて、この三日前から私には前兆があった。どうもクルマが気がか
りなのだ。2,3日は眠りが浅かった。過去を振り返れば、このような
時は車をぶつけられたりの事故が発生した。
”おでこ”が気にかかり、つい手を当てる。それが続いた1週間後、
母が自転車で転んで額に大きなタンコブを作ったこともある。
身体が予知することはあると思う。それともこれも六感なのか。
『身体知』という言葉は知っているが、当てはまるのかは知らない。
とりあえず、再び安眠の日々となった。
2010.0930