今年初めての展示会は、恒例の京都での園芸見本市だった。

毎回手伝う次男は大学の卒業旅行でタイに行ったので、京都に住む
長女が来た。こうして、いつも子どもの誰かが駆けつけてくれるの
は頼もしいかぎりだ。

新製品に注文が多かったことに勇気づけられた。

ただ、2.3年前までは国内外を問わず『価格とデザイン』が重視され
ていたのに対して、去年あたりから『国産』を尊重されるお客様が
増えた。再び『信楽焼』がアピールポイントになるとは…。


展示会は、いろんな方とお会いできるのも楽しみの一つだ。今回は、
Jさんの“ニホンミツバチを飼う話”に、大いに興味をそそられた。

セイヨウミツバチとニホンミツバチの違いさえ知らなかった。受粉
がいかに大切か、近隣3km範囲の花から集まる、生きた蜂蜜はとて
も美味しい、また抗菌作用があることなどを聞かせていただいた。

私も巣箱を作って、分蜂の受け入れ態勢を整えるつもりだ。会社に
は、森林組合から購入した杉板が余っていることだし。


三月にオープン予定の工場内のギャラリーの準備が、着々と進んで
いる。ここで使うアンプを、昨日社長が名古屋へ修理に出した。昔、
大津市にあったジャズ喫茶のオーナーから譲り受けたものだ。

偶然と云うのか、縁というのだろうか。

なんと、今日いらしたお客様の中に、そのアンプを作った方がいた。
30年以上前に『真空管を10本立てる、前代未聞の回路で作った』と
のこと。上手く直れば、やわらかな音の流れる空間になると思う。

新しい仕事と共に、次々と新しい出逢いがある。

2013.0128