カタログの表紙の撮影用に、小さなブーケを二つ注文した。

色合いを新製品に合わせて作ってもらったのに、窯から焼き上がっ
てくる日がずれた。想定内とはいえ、淡いブルースターと薄紫のベ
ル型クレマチスの花が落ちてしまったのは残念だった。

撮影当日の朝、事務所外の立水栓近くに赤紫色のテッセンが一輪咲
いた。これを挿したので、動きのある良い写真になったと思う。

現行カタログの在庫が無くなったのと、ヴェトナム製品の在庫も残
り少なくなったため、今月の展示会に間に合うよう新しいカタログ
を制作する事にしたのだ。

輸入品はほとんど無くなり、自社製品が95%を占める。変わりない
毎日を送っているようで、刻々と社会情勢は変化している。


かまーとの森は3年目に入り初めて慰労会をした。今まで携わって
くれた人たちと食事に行く。ここまで続けられたのも皆のおかげだ。

東京・増上寺で行われた作家展でグランプリになった人、リサ・ラ
ーソン展で銅賞を受けた人もいるので、そのお祝いも兼ねた。


途中で退席して、長男と次男の代わりに神輿の打合せに向かう。
うちの在所は、九年に一度回ってくる神輿の当番に当たる。

道順と休憩場所の説明に「休んでばっかりやん」と思い、四本柱に
三組もローテーションを組むのは「軟弱だ」と思い、酔うと担げな
いので直会まで酒を飲んではいけないの注意事項に「神輿って、酒
がガソリンじゃないのか?」と思う私は昭和の女である。

某29歳男性は、神輿の重さと日中の暑さに「もう、想像しただけで
萎えるわ〜」とことだ。

2015.0711