この10日間、風邪を引いていた。お酒を飲まず毎夜12時までに就寝
という規則正しい日々を送る。
『聊斎志異』は500遍余の短編中国昔話で、芥川龍之介や太宰治を
始め多くの作家の愛読書だと新聞に出ていた。90遍余を抜粋した日
本語版を寝る前に数話づつ読んだ。
ほとんどの粗筋が「14から18才の男性が主人公で、美女に心を奪わ
れ契りを交わす。別れてみると、相手は狐か霊界の者か花精だった。
豪邸は跡形もなくそこには草野がひろがる」というパターン。
似たり寄ったりの話があと4倍もあるのかと恐れ入った。けれど、
水墨画の幾重にもなる山の向こうに本当にあった事ではないかと想
像し、大らかな風に吹かれる気がして楽しかった。
名古屋開催の、ランチ付きマクロビオティックの勉強会に出席した。
ランチで雑穀米をお出ししていることと、知人のタラちゃんも参加
するので会いたいのが動機だった。
「水に漬けると白米は腐るけれど、玄米は芽が出る」でなるほど!
と思う。野菜などは一物全体(まるごと食べる)、肉・魚・乳製品
は摂らず(必要な栄養素は玄米で摂れる)この食事を続けていると
心に影響するらしい。それは「本来、自分の生きたい自分になれる」
とのことで、膝を打つ思いがした。
母の作った無農薬の旬の野菜を中心に食べている私は、趣旨の60%
は実行出来ているが、まず主食を玄米にしなくちゃな・・・。
本日、梅雨明けと同時に風邪も治りマクロビオティック的食事の反
動が出て、チーズを買いこみワイン片手にBBQと相成った。
2016.0718