10月上旬は、駅前の陶器市と県立陶芸の森の『信楽セラミック・ア
ート・マーケット』で、町内は連日賑わった。
かまーとの森は『はたみすず絵画展』の開催中でもあり、昼12時に
満席となる日もあった。朝4時に和歌山を出て作家市を巡り食事し
て帰る方、ウチの駐車場に車を停め散策に行き、戻ってから食事す
る方など、混む信楽を能率よく過ごす達人が増えてきたように思う。
「集客やファン獲得にはインスタグラムの効果がスゴイ」の話を聞
いた矢先、陶芸作家同士のA夫婦がご来店。
いきなり「インスタグラム、絶対やった方がいいです!」と切り出
され素直にレクチャーを受ける。先ず個人アカウントを"かまーと
の森"に変更し、ハッシュタグのいろいろを作り"メモ"に書き込む。
私でさえfacebookの長い文章は読まないから、ワンカットの写真
と簡単な文章で、サクサクつぎつぎ見ていく感覚の方が性に合って
る気がする。「一日、一インスタグラム載せます!」と宣言した。
工場を退職された先輩方がランチに来てくれた。お年は70代後半か
ら90代前半。「退職しても会社が気にかかる。今まで続いている同
窓会で幾度となく話題に上がっていたので今日は来た」とのことだ。
「多い時には工場の職人さんが67人いて」今日来た人は「ぎりぎり
全員覚えてる」と言う59歳の工場長は、感慨深げに皆と記念撮影を
した。それからクルマで、一人づつ家まで送って差し上げた。
「あんた、頑張ってや!」と一番元気な人が励ましてくださった。
続いている食事会は『加陶会』という名らしい。
2017.1012