いつまでも寒かったのに、今月中頃から20℃を超える日があり、
一気に春になった3月21日、かまーとの森は5周年目を迎えた。

5年の節目は大きい。一つ一つ階段を上ってきたなと思う。この頂
きから見ると、当初の不安が馬鹿げたことのように小さい。

喫茶の開業がハードル高く感じたのに、ランチで混み合う店内の効
率良い動線を考えるまでになった。広すぎると思った店も、したい
ことの規模を考えると、今や手狭な感じがするほどだ。

親しい人に弱音を吐いた時に励ましてくださったことや、お客様か
ら「雰囲気が素敵」「ランチが美味しい」と喜んでいただけたこと
が明日への活力となった。

しかしこれからは、マイナス要因は処理するスピードを増して、そ
のぶん前向きな事柄に費やしたい。経験の無かった接客業でも4年
もしたのだから、それなりに前進しなければ。

「甲賀市のイベントは集客が難しい」のが定説となっているらしい。
ウチの場合、悩みはマルシェだった。出店も集客も少ないようでは、
どちらも期待外れになって申し訳ない。

去年後半、まず数名の出店者の方々が仲良くなられた。お客様が少
ない時でも楽しく過ごされる雰囲気と宣伝のおかげで、新しいお客
様の輪が広がり、活気あるマルシェになってきた。

一方、イベントに頼らず毎日が居心地の良い店であることは必須だ。
それはすべて、スタッフと私の『愉しい気持ち』と『元気の良さ』
にかかっていると思う。

かまーとの森の仕事が愉しい時間になるよう、常に気を配りたい。

2018.0328