去年の初売りのお客様は27人だった。毎年1.2倍のお客様増加率な
ので約30人と想定して、多めに50人分の甘酒を用意した。
ところが予想を大きく上回り、100人以上のご来店をいただいた。
NHKの連続ドラマ『スカーレット』の影響なら、テレビの影響は実
にオソロシイ。
玄関の『ランチは無く、ワッフルのみ』の旨の張り紙を見て踵を返
す方が多くいらした。ワッフルが盛況だったとはいえ、初日からラ
ンチをすべきだったか・・・。
翌日の日曜は万全の態勢で臨んだが、連休最終日は出足も遅かった。
午後1時前、陶芸家の藤本秀さんが数人でランチに来てくださった。
なかに、バルセロナに20年在住の日本人女性の陶芸家がいらした。
午前中ヒマだったので、日経新聞の日曜特集『サグラダ・ファミリ
ア「永遠の未完」最終章へ』を読み終えていた。
2.300年かかるといわれていたけれど、2026年に完成予定なんです
ってねと、その陶芸家のKさんに話しかける。
3Dで工期が大幅に短縮されたようだ。観光客の急増で予算も潤沢ら
しい。Kさんは「私が訪れた最初の頃の入場料は400円くらいだった
のに、今は2500円くらいするしね」とおっしゃった。
やはりというか、ガウディの頃の建築は石に雰囲気があるというこ
とだ。行ったことがないと言ったら、是非にとお誘いくださった。
「初めて来たけれど居心地良かった」「去年の初日は水鉢に5cmの
氷があった、今年は暖かいね」「想像以上に美味しいランチ!」
こうしたお客様との出会いを、今年も大切に積み重ねていきたい。
2020.0108