リモート座談会に出席する。『ビジョン思考を操る』というテーマ
で参加を決めた。
本が必要というのでAmazonで取り寄せる。ひとりなら絶対に読め
ない類の本だった。指図された部分を読んで座談会方式で語るのだ。
考えをまとめているうちに、自分の意向が顕著になる点が面白い。
最後に『自分の80歳の誕生日に皆にどのように言われたいか。その
望む結果と望まない結果を書きだす』という課題があった。
当然、賞賛やねぎらいの言葉があれば嬉しいだろう。しかし、この
場合、周りにいるのは子どもや孫だろうけど、それらが私に対して
どう思おうが知ったことじゃないと思った。
ましてや、その場で発するホントかどうかわからない賞賛のために、
望む結果を目指して生きていくなんて本末転倒だと思う。そんなこ
とより、したいことをやっていくべきと答える。
ファシリテーターは、驚いた顔をされた。
終了後、主人に「どうだった?」と聞かれた。上記のことを述べる
と「高校2年生から変わってないな」と言われたが、それは主人と
知り合ったのが高校2年生だからであって、人の評価をあまり気に
しないという自覚は小学6年生からあった。
最近、ある施設がネットで叩かれて廃業寸前になった。それを市長
が「皆さん、明日は我が身ですよ」と呼びかけたら、施設にねぎら
いと多額の援助金が集まったという。そんな流動的な世間のどこに
おもねるのか。身内も、そう大して変わらないと私は思っている。
2020.1028