陶芸家の澤清嗣さんが「メシを食いに来い」と誘ってくださった。
長い付き合いの新宿のスペイン料理店『カサベリア』が、新型コロ
ナの影響で困窮に瀕しているので、10人前の料理を注文したからと。
陶芸の森に研修に来ている数名の陶芸家と、信楽在住の数名が集う。
東京帰りもいるが、私は常時、菌を寄せ付けないウィルススナイパ
ーを首から掛けているので大丈夫だろう。
同時に届いている10本のハウスワインはサングリアだ。飲みやすい
ので飲み過ぎて悪酔いした経験があるのは私だけではないらしい。
澤さんが皆に注意を呼び掛けていた。
大阪と京都への歳暮の挨拶廻り、保健所主催のHACCPに沿った衛生
管理計画作成講習会、「SDGsで乗り越える ウィズコロナのビジ
ネスとくらし」の講演を聞く、の連日のスケジュールをこなす。
滋賀県は去年からSDGsのアクションが広がっているそうだ。会合
後、SDGsコーディネーターの方に数人で疑問点等を聞く。すでに
取り組んでいる事を紐付けたり、出来る事からやってみようと思う。
皆と別れて、商業施設のフロアで開催中の『筆ペン年賀状体験教室』
の椅子に座る。友だち・親戚は止めても、出さねばなるまい人はい
る。お手本を見て書きだすと、書家の堀岡萬景先生が筆の運びを教
えてくださった。強そうな"牛"の字!習字って面白いなぁ。
色の付け方も習う。先生の「あら、お上手」の声の度、えへっえへ
っと喜び、手渡されるままハガキ9枚とカレンダー1枚を仕上げた。
同じ頃来た人は、半紙に練習してから2枚目のハガキを書かれてい
る。何事も慎重に運ぶ人が上達するのかと悟ったけれど、後の祭り。
2020.1208