PAYPAY銀行に34万円を入金しようとした。
ATMの入出金枚数は一度に50枚が限度だ。千円札が50枚以上あるの
で、まず20万円(一万円札18枚と千円札20枚)を入れた。その瞬間、
千円札を綴じているゼムクリップが目に入った。が、時すでに遅し。
左側の受話器に手を伸ばすと、すぐに女性の声がした。申し訳あり
ません。ゼムクリップごと入れてしまいました。「いえいえ、ご利
用いただき、ありがとうございます」と思いがけず優しい返答だ。
遠隔操作でカードは戻るが、札を入れた蓋は開かない。
これからALSOKが向かうけれど30分を要するという。ATMの画面に
『到着予定12:10』と表示されたので、一旦、会社へ戻ることにした。
工場長に報告すると「ALSOKの仕事をする従兄が直ぐに駆けつけるよ。
家で待機していて、セブン-イレブンへは300mの距離だから」と言
った。いや、今は別の人が来ると思う。それなら5分で来れるもの。
約束の時刻を過ぎてもALSOKから電話がない。手間取っているのかな。
午後3時までに資金移動したいのに。12:30に携帯電話が鳴った。
再びセブン-イレブンへ向かう。2名のALSOKの方にも謝る。内1人が
名刺を見せ、礼儀正しく応対してくださった。本人確認のため、私
も免許証を提示し、現金を返してもらう。
しかしATMに入っていたのは199000円だったという。私の数え間違い
かもしれない。なんたって千円札が多かったから。再び会社に戻る。
とにかく34万円を入金せねば。次は、ローソンへ行くことにした。
セブン銀行のATMを詰まらせた人がまた来たと思われると嫌だから。
ミスは、迷惑をかける。仕事を増やす。時間を浪費する。疲れる。
2021.0718