新型コロナの影響で順延されていた陶芸の森での作家市が、やっと
この連休に開かれた。オリンピックが開催されるのに、どうしてこ
れしきのイベントが中止されよう、という意気込みが感じられた。
数年ぶりに覗いた作家市は、京都・愛知県など他府県からの出店が
あり多彩だった。流行りのパステルカラーの小さな食器や、グリー
ン・ブルー・レッドといった色鮮やかな皿が目立つ。
最終日でも、会場は多くの人の活気に溢れていた。知り合いの作家
に挨拶しつつ、会場を素早くチェックして早めに引き上げる。歩き
回る体力が不足しているのと、ウチの開店時刻が近くなったためだ。
作家市の賑わいで、かまーとの森もお客様に恵まれた。万事卒なく
対応出来たのは、新人スタッフが優秀だったのと、カフェの冷房設
備を連休前に作動するよう間に合わせてくれたのが大きな要因だ。
念願だった、高さ2.2mの窓ガラスも薪ストーブ近くの壁に入れた。
両サイドの幅35cmの窓は、山からの涼風が流れ込む。
数か月前、妹や工場長らが韓国ドラマにハマっていた。一難去って
又一難が延々と続くのに面白いか?「それがイイんじゃない」と言
う。私は現実が大変だから息抜きにならない。しかし映画は観たい。
『hulu』に入って「グリーン・ブック」を観た。翌日は「グランド
・ブタペスト・ホテル」を2度観る。二日おいて「ムーラン・ルー
ジュ」、三日おいて「プラダを着た悪魔」を観た。
それから憑き物が落ちたように、『hulu』を開けていない。
すかさず、「解約してあげましょうか?観たいものだけ買えばいい
んですよ」と、ニムラさんが経験者ならではのアドバイスをくれた。
2021.0728