恒例の京都の展示会は盛況のうちに終わった。『祇園祭りに30万人
の人出』が示すように、展示会にも2,3年ぶりの来場者が多かった。
また、コロナ禍で依然園芸業界が盛んなことも影響していると思う。

いつも忌憚のないアドバイスをくださるA社会長から、今回も少な
くないご注文をいただく。半年に一度のおしゃべりも楽しい。

先月、京都の骨董市に来たとおっしゃるので、私はアフリカ雑貨の
魅力を語ったところ、「君もアフリカ好きか?ボクの友だちの娘も
小さい頃からアフリカが好きで、向こうで写真撮ってるんだよ」
「裸になって牛の血を飲んでるっていうんだ、一人娘なのにさぁ」。

お帰りになって皆に話すと、高山さんが「それ、ヨシダナギですよ。
何年か前、写真展に行きました」と言うではないか。展示会助っ人
の夏っちゃんも「TVで見ました」と言った。知らなかったなぁ。


早速、ネットや写真集を見る。最初に届いた『HEROES』は、色彩の
鮮やかさにまず目を奪われた。数人の集合写真は、ポージングが決
まっていてカッコイイ。民族の誇りを感じる。生き方が窺える迫力
ある長老の顔のアップ。細身のスリ族の、なんてファッショナブル
なこと!ショッカーって、この民族をヒントにしてたのか。

小柄な民族。長身の民族。アジア系・インド系・中東系などの顔と、
肌の色のバリエーションの多さ。アフリカってひとまとめにしてい
たけど、実際は200以上の民族が住んでいるってことを『ヨシダ、
裸でアフリカをゆく』を読んで知った。この本の面白さも画期的で、
素直に生きるって素晴らしいなと思う。

ヨシダナギは魅力ある女性だと、A社会長に感想文を書いて送る。

2022.0728