大津市の夕照庵での初釜は、初春の陽射しが眩い日だった。
先生を含めて大阪から四名、甲賀から五名の計九名が集う。
細井広沢の書をもらった山田浩之さんは、広沢について調べたこと
を皆に知ってほしいと願っていた。会食後に山田さんの講演を聞く。
要約すると、「南方熊楠が天才と認める、あらゆる分野に精通した
日本のミケランジェロ的な人だった。日本では昔から、特化して究
めるのが良しとされ、枠にはまらない人を認めない風潮があるのは
残念だ。広沢はもっと評価されていい人物である」。
高階秀爾が晩年「芸術研究は人物研究である」といったのは、こう
いうことなのかな。人物を知ると、この文を選んだ背景も分かるし、
書もまた、含蓄を富んだ字に見えてくるもの。
恒例の京都の展示会に出展する。搬入日からよい天候に恵まれた。
会期中の二日間は賑わい、会全体の売り上げが昨年の二割増しだっ
たという。プラスガーデンも同様の成果が出て、とても嬉しい。
やはり新製品群が売上を伸ばした。一月は、名古屋・京都・九州の
各展示会に出るため、新製品作りに追われていたせいもあり、毎年
1月発刊のカタログはやむを得ず来月に延期した。
ウェブカタログのQRコードを印刷したチラシで充分と思うし、会
場で何冊ものカタログをお持ちになるのは重いだろうと思うが、紙
カタログが欲しいお客様は無くならないと思う。
表紙の撮影に使う製品は、いつも新製品から選んでいる。今年はた
くさん出揃ったので、選ぶのも愉しみだ。よいカタログを作りたい。
2025.0128