日本列島に寒波到来のニュースが流れた。それでもまだ近畿圏の太
平洋側は晴れていて、京都での古事記塾二回目の参加は容易だった。
右隣の席になった書家の小林勇輝さんも、瀬戸市からクルマで来ら
れて「名阪道はスムーズでした」とおっしゃった。初めましての挨
拶を交わしてから、Facebookで友だちになる。
大きな書の掛軸の画面を見て「すごいですね」と言ったら、「それ
は生徒さんのです」との返事だった。それでも感心したのは、ここ
まで書ける人が習う先生であるという点から。
授業は『受け日』から『勝佐備』へ。古事記は深くて、巡りあえて
よかったと思う。また、共に学ぶ人たちからも得るところが多い。
翌日の夕方から雪が降り出す。東京のお客様Mさんから、「クルマ
でそちらに向かっている」と連絡が入った。本人はワクワクと言う
けど、無謀ともいえる。17:00pmから名神高速道路が止まる。
21:30pm、甲賀市での宿泊を希望されたので、知り合いのビジネス
ホテルをメールで案内する。翌朝、Mさんから「結局辿り着けそう
になかったので、亀山で泊まった」旨の電話を受ける。やっぱりな。
信楽でも大雪の朝、めでたく到着される。仕事の打合せをして、か
まーとの森でアクアパッツァをお召し上がりになった。
夕方になり、Mさんは次の用件で大津方面へ向かわれた。見送って
から帰る頃、また雪が降りだす。市内へ降りる坂はテールランプの
赤い光が繋がっていた。右の道路脇の叢に突っ込んだクルマが一台。
路面が凍ってる?と思った瞬間、後ろから来た乗用車が滑って、そ
のクルマの後部に当り、私の前を横切り左の道路脇へ突っ込んだ。
最初の事故の方に「警察呼びましたか」と声をかけると、元気な応
答。二台目の方もご無事だったので、ゆっくり下りて帰路につく。